弟と私の奮闘記

障害をもつ弟と私の過去から現在までのエピソード

弟、自閉症と診断される

弟が知的障害、自閉症と診断されたのはちょうど弟が2歳になる頃で、私は小3でした。

検査にはとっても時間がかかったのを覚えています。検査をするために脳波を測るそうなのですが、そのためには睡眠薬を飲んで眠る必要があります。ただ、この脳波を測る時の機械音がものすごく大きいのです!

弟が何度も何度も起きてしまうので、なかなか検査が終わらず、両親と「いやこの中で寝るって。ちょっと厳しいよね〜。」と話していたのを覚えています。

途中、気分転換に4人で病院の周りを歩いて再チャレンジ。私は待っている間に病院に置いてあった歴史漫画を古代から現代までほぼ読破しました。

病院を出た時には外も暗く、家族だけになったときに、私は母から

「○◯、自閉症っていう障害があるんだって。」と言われました。

その時の私の気持ちは、正直に言うと

(へぇぇぇ……!!!)って感じ。なるほど!!そういうことなのね!みたいな。

私と弟は7つも歳が離れていることもあり、弟が産まれてからは良いお姉ちゃんになろう!と気合が入っていたため、家に置いてあった育児書をペラペラとめくってはよく眺めていました。

ところが、育児書に書いてある発達と弟の発達がどうもズレている。あれ?なんで??状態の私はよく母に、「8ヶ月になるとはいはい始めるって書いてあるのに、はいはいしない!なんで?」とか聞いていました。

なので、障害があると聞いた時は、ずっと疑問だったことの答え合わせができた気がしてスッキリした気持ちになりました。

それと同時に私はそれまで障害をもつ人に出会ったことがなかったので、弟が特別な気がしました。それに加えてそんな特別な弟のお姉ちゃんって、私も特別なんじゃない?と思っていました。

今思えば不謹慎なんでしょうけど、当時は小3なので許してください。

ちなみに大人になってから母に、「自分の子に障害があるって分かってショックだった?」と聞いたことがあります。

「全然!!だって、1歳半検診で特に問題ないって言われてさ、絶対おかしい!って思ったんだもん私!だから、しょうがないから自分たちで検査してもらいに行ったんだよ!明らかに何かあるって分かってたからショックとかないよ!」と言っていました。母はたくましいなと思いました。

ちなみに私も保育園、幼稚園時代は割と発達が遅めで、お昼寝の時間に1人だけおねしょしちゃうし、先生の話は基本聞いていないからよくやるなって言われていたことやっちゃって注意されるし、運動会の平均台は渡るのに5分もかかっちゃったせいで渡り終えたときには周りから拍手喝采でってそりゃもういろいろありすぎて、周りのお母さん達からは「あの子は支援級ね。」と言われていたそうですが、母はなぜか私の時は、「違う。今の発達が遅いだけだ。」と思っていたそうな。でも人の話聞いていないのは今もたまにあるかもしれません。あと基本的に運動音痴です。どうでもいいですね笑

弟の診断エピソードはこんな感じです。最後かなり話が逸れましたが!

頑張って更新しまーす!